RAWBlend - RAWメタデータの補間
RAWBlendは、カメラが撮影したイメージのフレームとフレームの間を埋めるフレーム補間のための強力なツールです。キーフレームを設定すれば、RAWBlendが露光量、色温度、コントラストやその他メタデータを補間します。最初と最後のフレーム処理の作業をすれば、あとはRAWBlendにお任せください。

"RAWBlend - a method of 'interpreting' between images of a timelapse to smooth out issues with exposure, contrast, white balance, etc. across multiple frames." - planet5D

RAWBlendのインターフェース。カメラの設定が変わったとき、Autoexposureが露光を調節します。

特徴
RAWBlendは、露出、コントラスト、ホワイトバランス、彩度、ハイライト、シャドーなどの設定を補間し、RAWファイルとJPEGファイルをスムーズにブレンドします。
  • RAWメタデータをアニメーション化 すべてのフレームの露光量、コントラスト、ホワイトバランス、自然な彩度(vibrance)、サチュレーション(saturation)、シャドーなどの設定について、RAWBlendがメタデータを補間します。
  • Autoexposure機能と"Holy Grail" 自動露出機能(AE)のまま日の出や夕暮れ"ホーリーグレイル"を撮影しても、Autoexposureがファイルのメタデータから絞り値(F値)、シャッターススピード、ISO感度などを各フレームごとに解析、微調整をおこないます。どんな設定で撮影しても、完璧な露出を手にすることができます。
  • RAWデータとJPEGデータ RAWファイルとJPEGファイルの両方に対応。RAWBlend を使えば、作業はずっと簡単です。
  • LightroomとPhotoshop対応 RAWBlendは、LightroomやPhotoshopとともにご利用いただけます。
Autoexposure機能と"Holy Grail"
ホーリーグレイルタイムラプスは、もっとも難しい撮影技術のひとつかもしれません。日の出や日没の明るさは急速に変化するため、適正な露出を維持するためには数分ごとにカメラの設定が必要です。タイムラプス映像の処理の課題は、異なる明るさ、異なる設定で撮影された複数の写真をひとつのなめらかな動画にすることでした。

Autoexposureは、異なる設定で撮った画像に力を発揮します。明るさの違い、各フレームごとの絞り値(F値)、シャッターススピード、ISO感度を解析し、それに応じて露出の調整をおこないます。どんな設定で撮影しても、各フレームは完璧な露出に仕上がります。

Autoexposureは、どんな設定で撮影しても、各フレームは完璧な露出に仕上がります

さまざまな補間モード
キーフレーム値の補間には、リニア(Linear)とスムーズ(Smooth)三次多項式を使用します。
リニア補間
スムーズ(三次元)補間

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RAWBlendはPanolapseのプログラムに含まれています。
ご使用方法
RAWBlendは、AdobeのLightroomまたはPhotoshopが必要です。RAWとJPG画像に対応。

基本的なご使用方法:1枚目と最後のフレームの間を補間します。
  • LightroomまたはPhotoshopで、タイムラプスの1枚目の画像を処理します。
  • 1枚目の画像の設定にそれ以外の画像の設定を同期します。特定の調整設定を補間するため、これはすべての画像を同じ基本設定にする必要なステップです。
    • Lightroom:すべての写真を選択し、設定を同期してください。
    • Photoshop:Camera Rawからすべての写真を選択肢、設定を同期してください。
  • すべての画像のメタデータを保存します。Lightroomでは通常あなたの設定をカタログに保存しているので、Panolapseはその情報を読み込みます。
    • Lightroom:すべての写真を選択、右クリックでメタデータを保存します。
    • Photoshop:完了をクリックします。
  • RAWBlendを起動し、画像をインポートします。チェックボックスにチェックを入れて、1枚目と最後の画像をキーフレームとして設定します。残りの画像の新しい補間値をご確認ください。「メタデータを保存」をクリックします。
  • LightroomまたはPhotoshopで、すべての画像の新しいメタデータを読み込みます。
    • Lightroom:すべての写真を選択、右クリックでメタデータを読み込みます。
    • Photoshop:Camera Rawからファイルを開きます。Panolapseで調整した新しい設定をご確認ください。
  • (オプション)必要に応じて、さらに調整をおこなうことができます。
  • JPEG画像としてエクスポートします。
    • Lightroom:写真を選択して、エクスポートしてください。
    • Photoshop:左下にあるボタンから画像を保存してください。

Autoexposureで最高画質にするためのヒント
  • Autoexposureは理論値に基づいて機能します。例えば、F2.8のレンズであったとしても、実際のレンズの絞り値はF2.83であったりとほんのわずかな差異が生じていることがあります。Autoexposureを使えば適切な露出値にかなり近づけることができますが、必ずしも常にそれがベストとは限りません。もし気になる細かなちらつきが残る場合には、Panolapseのデフリッカーフィルターを適用してみてください。
  • もし手動で調整した場合には、カメラの設定を変えた前後のフレームを処理し、キーフレームとしてマークしてください。
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